1998. 5. 2 MESSAGE FROM OGIKUBO  



 映画「コンタクト」を見た。
 ジュディ・フォスターの碧眼も美しかったが、ベガ(織女星)の浜辺の映像も、この上なく素晴らしかった。ところが、この映画に出てくる3つの時間の関係が、最近ぼくの悩みの種になっている。
 まず、琴座のベガは地球から26光年離れているから、行って戻ってくるには光速で52年かかる。次に、彼女がベガに辿り着き、地球外生命体と出会い、そして戻って来るのに要した時間は、携帯した記録装置によれば18時間(?)であった。そして、彼女の飛行を見守った人々にとってその時間とは、海面に落下するまでの一瞬にしか過ぎなかった‥‥‥。
 数冊の宇宙に関する書物を読んだが、なかなか絶対的時間と空間の檻から自由になることができないでいる。はふん。

 しかしながら、カプセルの中で彼女の生命を救ったものが何であるかを考えると、ベガからのメッセージがどんなものであるかが、遠い星雲のように見えてくる気がするではないか。ねん?







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