1998. 4. 25  MESSAGE FROM OGIKUBO


      








 ある風のつよい日の午後、ふと目にした川面の波模様のうつくしさに、惚けたように暫く見入ってしまった。

 十分後、カメラを持って急いで引き返したが、日はすでに雲に隠れ、川面はいつものような穏やかな波が揺れているだけだった。

 それでもこうしてフィルムには、一瞬垣間みた宇宙の祝祭の余韻が、幽かに写っているような気がする。








Index

続荻窪便り 4.12


Back Home