7月18日八幡平大沼へ美熊のジュン様に会いに行ってきました。

ツキノワグマのジュン様


本当は、チョットお散歩に来たのですが、八幡平山頂はひどい霧で視界が悪く
新しくなった山頂レストハウスもどこのあるのかわからないくらいでした。
お花が咲き乱れているであろう八幡沼散策はあきらめました。
で、大沼1周しました。

この近くにあるキャンプ場は小学校5年生か6年生の頃ガールスカウトの県大会の会場でした。
36年ぶりに行ってみました。あの当時、林の中に道があり、広場と共同炊事場があったような・・。
今はちゃんと区画して番号が振ってありました、予約済みの札があります。
必ず駐車場がセットです。お風呂に入りに国民宿舎(今はビジターセンター)まで行ったっけなあ・・・遠い目
雨の中八幡平山頂まで歩いたっけ・・・遠い目
真夜中に凄い雨が降ってきて、テントの周りに溝を一生懸命掘ったっけ!
1日中びしょ濡れで体も心も冷たくなった
旅行とかキャンプとか大好きで、楽しくて楽しくて家になんか帰りたくない私が
初めて、本当に初めて家が恋しくなったのがここ!・・・

昔は、ここまで来るのも大変だったんだけど今は車で1時間15分。

アスピーテラインから
降りるとすぐ木道です。
キャンプ場への入口です。 八幡平の花のパンフレット
をもらいました。
沼池もあります。
森の案内人か?親切なお姉さまがお花の名前を教えてくれました。
「こっちに来て、この白い花はなんだと思う?よく葉っぱを見てね」って言われて
茎をたどって下を見ると、苔?なんと毛氈苔の花だった。
珍しいです。はじめて見ました。



この後、大場谷地に行きました。30分くらいで回ってこれるそうです。
案内板に茶釜の滝って書いてあったのでチョット足を延ばしてみようかな。
水の音がしますし、ここは暖かいのかも、ニッコウキスゲとワタスゲが枯れています。
湿地帯の奥、少し行くと家族ずれとすれ違いました。
「この先は木道が無くて、もう行けませんよ」って、でも行ってみるとまだ道が続いています。

滝までどのくらいかな?この沢が滝になるのかなって思いながら
もっと先に行くことにしました。
だんだん登りになって来ました、何回か左右に沢を横切って(長靴でよかった!)
オイオイ沢登りかよってくらい滑る・滑る。
手が真っ黒、軍手を出して、木の枝を杖代わりにして
たんに今日は雨で水量が多いだけなのか?判断が付かない。
沢が終わるとギンレイソウがたくさん、あっちにもこっちにも、
こんなにたくさん見たのは初めてです。
これだけでも来てよかったね!って道がだんだん獣道のようになってきた。
足跡があるような無いような、熊の足跡かしら?

最近、熊がいたるところに出没しています。
実は去年の秋に、家の裏に現れ夜間外出注意報が発令されたりしました。
最近の話では家にに来る営業マンの同僚が大館へ行く途中の樹海ラインで熊を轢いたそうです。
新聞では熊に襲われて重症を負った人達のニュースが必ず載っています。
私はジュン様は好きですが、登山道で面識の無い熊には絶対会いたくはありません。

それにここは滑るし、熊にあっても逃げるのは大変そうです。
熊も滑ると思いますが・・。
先頭を歩くのはつらい、私がリーダーか?獣道を登ると標識が・・・「夜明け島」
え〜、えぇ!夜明け島渓谷の滝のことか?じゃあ遠いぞ!
ここからどのくらいでいけるのか調べていないし、滝は何個かあるはずです。
最初の滝のこと?でも上のほうが明るくてもうすぐ山頂なのは確実
でも滝ってすぐあるかしら?山の反対側にあるのは確実だから
だいぶ下ることになりそうです。雨が降ってきたら滝つぼの中に落っこちそう。

ここで引き返す勇気を出しました。
準備不足です。


何年か前、夜明け島渓谷の紅葉を見に行った事があります。
普段は営林署の車くらいしか通らない所ですが、
その日はきのこ取りのシーズンで、何台か車がとめてあり
にぎわっているほうでした。

八幡平中学校付近からだと
20キロくらい山奥車がすれ違うのもやっとなひどい道に入って行くと、
林道脇の標識に「夜明け島渓谷」滝まで45分って書いてあったような。
茶釜の滝には2時間半かかるらしい。
軽装では行かないようにって注意書きが・・ついでに「熊に注意」の標識もあったような。

で、紅葉シーズンに、私の前を走るトラックが突然ぬかるみにタイヤを取られて
動けなくなった事がありますよ。
泥んこ道なんですよ、晴れているのに・・・。

その時は太平湖へ行くいい道路が出来ていたので大葛温泉方向から逆に
花輪方向に走っていました。
ちょうど林道の真ん中で事故にあいバックすることも出来ない。
細いワイヤーで後ろから引っ張ってみたけれど、切れてしまって引っ張れない。
もう対向車に前から引っ張ってもらうしかない。

でも対向車なんて来ない。もし自分だったらって思うと
この車を置き去りにして引き返すことは出来ない。
もっとも引き返すより対向車が来るのを待ったほうが時間が掛らないと思う。

30分してようやく対向車が来て引っ張ってもらいました。
その後、前のトラックは視界から消えてしまうくらいゆっくり慎重に走って帰りました。
途中今度は私が道に迷って、行き止まりの山の上に出てしまったり
車の両サイドを傷だらけにしたり、携帯がまだ無い頃のお話です。
多分、今でも圏外だと思う。

後で調べたら、「茶釜の滝」はかなりハードな道でした。断崖絶壁に鉄の階段が2箇所(かなり長い)、
ワイヤーチェンを使って岩渡り、高所恐怖症の人は、だめだと思います。
かなり勇気がいると思います。それに川の中を歩かなければいけません。
滑って転んだらずぶ濡れです。
ネットで調べたら「恐怖の茶釜の滝」ってタイトルでした。

私は行って見たいんだけど、誰も一緒に行こうとは言ってくれない・・・残念。