新・荻窪便り No.1
これは、月の光に映し出された能楽堂である、と言いたいところだが、残念ながらそうではない。ばくがはじめて所有した中古の一眼レフの、自動露出計が狂っていたにすぎない。中学、高校時代には、叔父さんのペンタックスを首にぶら下げて被写体を探し歩いたこともあり、自分の単純な露光測定には多少自信を持っていた。(馬鹿のひとつ覚えではあるが)。しかし、中古とはいえ、世界に誇る日本のカメラ。ちょっとおかしいのでは、と思いながらも機械のメカの方を信用してしまった訳である。
蓮の花
訪れたときは陽の光が実に気持ちの良い午後であった。
(このフォトはライトボックスを利用し、スライドをスキャナーで読みとったものです。参考までに)
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