「稲庭うどん」の由来は、稲庭古今事跡誌に基づく史実によれば、羽後の国(秋田県)雄勝郡稲庭村、佐藤市兵衛に始まると伝えられています。市兵衛は陸奥の国(宮城県)の人でありましたが越境し、稲庭に住み一族にその製法を伝えました。今を去る事三百余年、元禄三庚午年(1690)秋田藩主の御用を受けたと記録されています。その後、今に伝わる稲庭うどんを作り始め、文政1年(1828)藩主の印章を拝領、稲庭うどんの名は全国の諸大名や江戸へも知られるようになりました。
冬になると雪の埋もれる寒冷地の保存食であったものが、後に上納品として名を高め、現在全国的に知られご賞味頂いております。
延寿庵の「稲庭手延うどん」は、恵まれた水と厳しい自然条件の中で研鑽煉磨された、伝統的製法と三百年来の技で現在に受け継がれた味を頑に守りつづけています。精選吟味された原料の配合と衛生に留意し、比類なき伝統の風味を損なわないよう、入念に製造いたしております。末永くご賞味くださいますよう、お願い申し上げます。
 
稲庭うどんの出来るまで
1.練る 2.延ばす 3.断つ 4.巻く
5.掛ける 6.つぶす 7.干す 8.仕上げる

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