秋山御風(ぎょふう。寛政7年〜慶応2年1月26日)

町奉行だが、伊藤紅塵、吉川五明、片岡吾長、土肥渭虹に継いで虫二房五世を名乗った幕末の有力俳人。酒出蝶斎と五世を争った話は有名である。本名宇吉で、応斎、俳聖堂、楪斎、逍遙亭とも号した。保戸野川反後、のち同中丁に住む。江戸の鳳朗にも師事し、『俳諾法華』『鶴の雛集』の句集がある。墓誓願寺。六世虫二房は会田素山に譲った。松音院応斎御風居士◇秋田俳諾史。伊頭園茶話