事業概要



1.ホームステイ派遣・受入れ
 鹿角国際交流協会が平成7年に市内中学生10名引率者2名をハンガリー共和国へ約1週間ホームステイとして派遣し、以後毎年交互に中学生から高校生までの年齢層で派遣・受入を実施している。
 ホームステイを実施するにあたっての準備体制は、協会が行っており、派遣する際は市内の中学校・高校へ希望者の募集を要請し、派遣された学生の家庭が翌年にショプロン市からの学生を受入れるという方法をとっているが、不足の場合には協会が会員に呼びかけ受入体制を整え、新規の派遣生徒を増やすことで受入の家庭を継続して増加させている。
 しかし今後は広く会員以外の一般家庭からも国際交流に興味を持ち積極的に海外の人と接してみたいという家庭を募り、ホームステイによって体験できる貴重な時間をより多くの市民に持っていただきたい、と広報での呼びかけやホストファミリー登録等も考えられている。
 そして今年は10月という紅葉のもっとも美しい時期に受入を実施し、これが4回目の受入となった。
 その4回のうち、今回のように学校が普段どおりある場合は、協会が市内視察等へ案内し、かつ普段の日本の生活を体験してもらうようなプログラムを設定するが、ショプロン市からの希望で日本の学校への1日体験入学を実施したことが2回ある。
 この1日体験入学を実施するためには、教育委員会はもとより、受入を行う学校へ通う児童生徒、教職員の深い理解と積極的な協力が不可欠である。
 そしてこの体験入学は、鹿角市内の児童生徒が1日ショプロン市の子供と接することでホームステイについてや、日本以外の国の知識、言葉の壁を乗り越える勇気などを経験・理解できる貴重な機会になっている。
 また、これまで実際実施した中で、参加したショプロン市の学生にとっても、同世代の日本人がどのように学び、何を考え、どんな事に興味を持っているのかを知り得る機会となり、その1日が特に思い出深いものになっているようである。
 また、日程のほとんどをホストファミリー独自のプログラムでお願いするケースもあったが、通常夏休み期間の実施ということで、海に接していない国ハンガリーの子供たちに日本の海を楽しんでもらおうと多くの家庭が水族館や海へ出かけ、大変喜ばれ楽しい時間を共有できたというエピソードも多数ある。
 さらにホームステイの実施は、現在、市の姉妹都市から主に受入・派遣を行っているが、将来的には様々な国から様々な期間で受入・派遣する形を理想としており、鹿角市の将来を担う若い世代が国際感覚とともにより日本を知るための一つのきっかけとして、協会が今後もさらに充実させるべき事業と位置づけている。
平成13年 ホームステイ

平成14年 ホームステイ

2.日本語教師派遣
 平成9年に鹿角市の友好都市、ハンガリー共和国ショプロン市の方からの強い要請で日本語語学指導を行う指導員1名を9月に派遣、鹿角市出身の女性が第1号として日本を飛びたった。
 現地では、ショプロン市の協力を得て公立中学校の一室を利用し、週月曜から金曜までの午後15時以降、日本語講座として指導にあたる。この講座以外では、市内学校施設へ依頼を受けて訪問し、日本文化である折り紙や習字、着物、茶道、またひな祭りや端午の節句、お盆やお正月などの習慣等も紹介、さらに鹿角市とショプロン市の連絡パイプ役としても活躍した。
 平成11年には2人目を派遣、引き続き日本語語学指導や日本・鹿角についての紹介、両市の架け橋となり、平成9年から継続して日本語講座に通う生徒の中に、日本語能力試験を受験する学生も増え、首都ブダペストの大学で日本語学科へと進む子が出るなど、確実にその成果を上げた。
 この2名の派遣によって、ショプロン市における鹿角市の認知度は急速にアップし、もともと日本への興味を高く持っていた人々にとっては、非常に大きな存在となり、ショプロン市民が鹿角市を友好都市として身近に感じ取るようになった。


3.料理教室・語学講座・国際理解講座
 様々な世界の料理を一般の食卓へ・・・という趣向で開催された平成13年度の料理教室は毎月1回、11月から3月までの合計6回、参加者は毎回定員いっぱいと大盛況であった。
 第1回目はカナダ、2回目は中国、以下イギリス、ハンガリー、ニュージーランド、メキシコと、毎回違った国の料理を各グループ全メニューを調理し、完成後は全員集まり講師からその国の食文化について話を聞きながら試食という流れで行った。
 講師には、市内にすむ在住外国人、近隣市町村のJET青年、海外に滞在経験のある人などにお願いし、できる限り日本の食卓、材料で作れるメニューで講座を行った。
 参加者は9割が女性で主婦の方が大半であったが、中には料理が趣味という男性の参加もあり、鹿角市における料理と国際理解を通じた人の輪が生まれた。
 こうして平成13年度の開催が大変好評であったため、主催した鹿角国際交流協会では平成14年度の今年も開催を予定している。
 また、平成13年度には、ハンガリー語と中国語の講座を開設、語学だけではなく、その国についての知識を深めるような講座が展開された。この語学講座も継続中である。
 さらに、鹿角国際交流協会が発足して以来、数多くの著名人を招き国際理解講座を開催している。
 平成13年度は国際外交・社会評論家のケン・ジョセフ氏を招き、来場者約90人が国際交流や国際化についての理解を深めた。
 市民一人ひとりの国際化に対する意識がより強まりより具体的に行動できるよう、今後もこの理解講座は開催を継続していく予定である。


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