鷲ノ巣の畑に葡萄を育て、ワイン作りをしてみるのもいいかも知れない。もう何度も思い浮かべたことではあるが、いまひとつ現実味を欠いていた。そこで、今朝はワインのホームページを探し、とりあえずワイン用の葡萄を調べてみることにした。今現在父母が栽培しているのが、シチュウベンとナイアガラという種類らしい。ナイアガラは香りが甘く、それでいて気品があり、数年前に作ったという酒は実に味わいがあって美味しいものであった。これほどのワインを常に生産できればなあ、という気持ちが起きてくる。ぼくの作ったワインを、友人達がうっとりと味わう。こんな光景を想像するだけで、わくわくするのである。 |
昨夜、上記の内容で HOME PAGE を更新したのであるが、念のため葡萄の名前は間違いないかどうか、父に確認をしたのである。 そしたら、《分からん、シチュウベンは枯れてしまったからな》ときた。 どひゃーである。そ、それでは、ナイアガラはどうなの? と問うと、再度、《分からん》。そ、そんなー! 今年初めに電話で確認をとった際に、しっかりと手帳に控えてあるのだ。 代わりに、母に訊いてみた。 ああ、母は正しかった。 《わたしは何にも分かりません。わたしは、ただ植えるだけの人》 |