■■ ■抗うつ薬投与後の脳(神経細胞のイメージ図):シナプス=神経細胞    
図解
 

抗うつ薬について

 抗うつ薬は服用した後、消化吸収されて血液中に流れます。そして、脳の中の運ばれます。脳の中に神経細胞がありますが、そこに働き作用を示します。右の図は、神経のシナプスと呼ばれる部位を模式化しています。神経細胞と神経細胞の間にシナプス間隙という隙間がありますが、その隙間にセロトニンと呼ばれる神経伝達物質が増えるように作用します。たとえば、SSRI(Selective Serotonin Re-uptake Inhibitor、選択的セロトニン再吸収阻害剤)と呼ばれる抗うつ薬では、シナプスに放出されたセロトニンの再吸収を阻害することにより、シナプス間隙のセロトニン量が増加します。

 
■うつ状態のイメージ図  

 ただし、抗うつ薬の効果が現れるまでに1,2週間を要します。鎮痛剤のように直ちに効果を示すわけではありません。抗うつ薬にはさまざまな種類があり、その主作用や副作用には違いがあります。
 またうつ病の治療は抗うつ薬だけではありません。カウンセリングが効果を示すこともあれば、環境調整が奏功することもあります。疲れた心や身体を休ませるための十分な休養も必要です。十分な休息に加え、抗うつ薬、カウンセリング、環境調整などを駆使して、治療を進めることが肝要です。

 

 

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