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うつ病をより正しく理解するために

うつ病の診断には、米国の精神医学会DSMの診断基準が用いられることが多いのが現状ですが、ここでは「自分はうつかもしれない?」と思う方にご参考になるような情報提供ができればと思います。  これより述べる症状をお持ちの方は、くれぐれもうつ病にご注意ください。

うつの図解説明

うつ病をより正しく理解するために

こういう症状にはご用心!こういう症状にはご用心!

  • うつ病では、何もやる気がしなくなり(意欲の低下)、気持ちが沈みがち(抑うつ気分)になります。普段楽しみにしているテレビ番組を観たり、いつも読んでいる新聞や雑誌などに目を通したりすることさえも、おっくうになります。総じて、うつ病になると、いつも楽しくしていることが楽しくできなくなります。
  • 思考面は停滞し、物事に集中できなくなったり、いらいら感がみられたりします。自分自身がとてもつまらない人間に思えたり、自分の存在価値がないように思えたりします。さらにうつ病では、身体的には疲れやすく、睡眠も十分にとれなくなります。食欲の低下もみられます。

うつ病の原因を考える!うつ病の原因を考える!

うつ状態、うつ病にはさまざまな原因があります。以下に示すような(1)心理的要因で起きること(心因的な要因)もあれば、(2)生物学的な原因(内因的な要因)で生じる場合、(3)身体的な原因(外因的な要因)でうつが起きることもあります。


心理的要因で起きるうつ状態、うつ病

(a) 喪失体験
うつ状態、うつ病の原因のひとつは、人生における喪失体験です。たとえば、身近な人(家族、知人、恋人など)の離別などは喪失体験です。職場でのリストラや左遷も喪失体験になります。喪失体験は以下のように分類できます。

うつへの要因=喪失体験の分類

1) 人との離別を経験する
2) 物や立場などを失う
  (財産などの金銭を失うあるいはなくす、リストラや左遷のように立場を失う)
3) 身体の健康を害する(がんなどの重篤な病気になる)

(b) 対人関係上のトラブル
対人関係上のトラブルもうつ状態やうつ病の原因になります。最近、多くみられるのは職場での人間関係のもつれなどです。
(c) 身体的な疲弊(オーバーワーク)
企業によっては、終電に間に合わないような夜遅くまで、就労を余儀なくされる企業があります。たとえば、IT企業などがその例です。身体的な疲労が連日のように続くと、いくら頑強な身体の持ち主であっても疲労が蓄積し、徐々に不眠や倦怠感がみられはじめ、ひいてはうつ状態にまで発展しかねません。
生物学的な原因で起きるうつ状態、うつ病
うつ状態、うつ病が上述のような心理的原因がなくても起きることがあります。一見、何ら原因がないように見えても脳内では神経化学的変化が起き、うつ状態を引き起こすことがあります。
身体的な要因で起きるうつ状態、うつ病
脳血管障害(脳梗塞や脳出血など)、HIV感染、甲状腺機能亢進症などのような身体的な病気では、二次的にうつ状態を惹起することがあります。

うつ病にはいかに治療するかうつ病にはいかに治療するか

うつ病の治療は国際的に見ても確立されてきています。一般的に以下のようなうつ病治療法が考えられますが、早い段階で最寄りの心の専門家に相談することをお勧めします。

  • カウンセリング : ただ単に気持が落ち込むのではなく、精神的な葛藤も根強く存在するような場合、うつ病に薬物治療はあまり期待できないことも少なくありません。うつ病は時間をかけて絡んだ糸をほぐすことも大切です。
  • 薬物治療 : 昨今では優れた抗うつ薬が開発されており、薬物治療はスタンダードなうつ治療法として確立しています。
  • 十分な休息を取る : うつ病対策として、会社を休むなど、原因になる刺激から遠ざかる、あるいは休息することによって心身両面をリフレッシュすることが大切です。



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