南青山アンティーク通りクリニック

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【特別編】

第二十話:一度あることは二度ある

令和五年二月二十四日(金曜日)

知る人ぞ知る

  知る人ぞ知る、サッカーのクラブ・ワールドカップ。  <表>が国別対抗の誰でも知るワールドカップとすれば、<裏>がクラブ別対抗のクラブ・ワールドカップ。

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カサンブランカ

 今年は、モロッコのカサブランカで、サッカーのクラブ・ワールドカップが行われた。
カタールワールドカップとは違って、あっという間に終わり、今から二週間前の2月12日に幕を閉じた。  順当に進み、レアルマドリードの5回目の世界一。



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プラン

 コロナ禍に入る直前に、知人のひとりが、モロッコの旅行プランを立てている最中に、認知症のレベルが強くなり、最後は入院を余儀なくされた。
 モロッコ旅行は必然的に断念…そのプランは自然消滅…。

モロッコは地中海に面し、北アフリカの有名なリゾート地のひとつ。

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旅行の最中に、大砂漠の中で徘徊し、認知症の進行に気付く可能性もないとは言い切れない。

彷徨

 今では、自分がモロッコのカサブランカ旅行を切望していたことも忘れている。
 でも、もしかしたら、自分の病の正体を知ることなく、今、夢の中で砂漠を彷徨っているかもしれない。
 

サポーター

 今から7年前の2016年に、鹿島アントラーズが、サッカーのクラブ・ワールドカップの決勝まで進み、世界一にあと一歩というところまで来て、手が届きそうになったが、最後の最後で力尽きた。
 後半15分前後までは2対1で鹿島がレアルに勝っていた…残り30分前に同点に追いつかれ、延長戦で鹿島がレアルに負けた。

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 試合内容は押していたので、もしかしたら…と思ったが、主審のPKのホイッスルが命運を分けた。
 残念としか言いようがない。
 二度と巡って来ないチャンスを逸した。
 鹿島アントラーズのサポーターは、あの判定はないだろう…という思いで溢れんばかり…。

アルヒラル

 7年前と同様に、今回の優勝チームもレアルマドリード。
 準優勝は、サウジアラビアの<アルヒラル>。
<アルヒラル>は決勝まで駒を進めた。
多くの日本人は、ほとんど耳にしたことがない名前の、馴染が非常に薄いチーム。

これも、知る人ぞ知る<アルヒラル>

 ACL(アジア圏)の優勝国は<アルヒラル>。
 アジアからアジア予選で優勝したクラブチーム1チームのみが出場。
 そして、各地区の優勝国同士で頂点を争うのが、クラブ・ワールドカップ。

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 注目度は、通常のワールドカップの1/10以下。

サウジアラビア≒アルヒラル

 サウジアラビア≒アルヒラル
 サウジアラビアの代表選手のほとんどが<アルヒラル>の選手。
 日本代表の多くは海外組であるが、サウジアラビアの場合、ほぼ100%国内組で、海外でほとんどプレーをしない。

ジャイアントキリング再び

 サウジアラビアのクラブチームである<アルヒラル>が、準決勝で南米王者の<フラメンゴ>に、3対2で勝った。
カタールワールドカップでアルゼンチンに2対1で勝ったジャイアントキリングに引き続き、またもサウジアラビアが南米のチーム相手にジャイアントキリングを、起こす。
カタールワールドカップのアジア最終予選でサウジアラビアとグループBで1位を争ったが、惜しくも1ポイント差で2位通過の日本も捨てたものではない。

中東の風が再び

 前回のカタールワールドカップで、サウジアラビアがアルゼンチンに予選で勝ったことが引き金となり、カタールで<中東の風>を引き起こした。
 その中東の風は、日本や韓国のアジア諸国にまで十分すぎるほど届いた。

微風

 今回の<アルヒラル>による中東の風は、カタールワールドカップで起きた強風ではなく、とても弱い微風かもしれない。
 が、それが微風であるとしても、同じ<中東の風>である。

カサブランカ

 今回は、カタールワールドカップでアフリカの出場国で初めてベスト4に残ったモロッコで開催されている。
 今度は、クラブ・ワールドカップでジャイアントキリング。
 因縁めいている。

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 結果、モロッコのカサブランカから、同じサウジアラビアが、二度目の<中東の風>を引き起こした。

南米

 南米は、ブラジル、アルゼンチンが二強であることは、サッカーを知っている人であれば、誰でも知っている。
 そのアルゼンチンをカタールワールドカップで破り、今度はブラジルのクラブチームであるフラメンゴを破った。

三度目は?

 一度あることは二度ある。
 二度あることは三度あるかもしれない。
 次はどういう風なのか?
 日本が<東アジア>の風を起こすのか?

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